以前、今年の4月頃、話題になった「タダスマ」だが、今はどうなったのだろう。
実は7月くらいにも気になって調べてみたが、全然何もわかんなかった。契約者を見つけられなかったのでレポートも何もあったもんじゃない、というわけである。当時自分は中国にいたのでヒトバシラーになれるはずもなく、また帰国した今でもWimaxを契約したしヒトバシラーになるつもりもない。
タダスマってなに?
タダスマというのは学生向けデータ端末用のSIM+端末サービスである。
端末に広告が表示されることを条件に、月額2980円という維持費の安いデータSIMかつ、スマートフォンも0円、事務手数料も0円という、そういったサービスで「タダスマ」という、キャッチコピーとともに打ち出されたサービスだ。
「タダコピ」で有名な株式会社オーシャナイズが打ち出したサービス。
4月12日に発表されたサービスで、実際に始まったのはそれよりもっと後だったと思う。
タダスマ発表当時
「タダスマ」が発表された当時、2つの大きな流れがあった。<「タダコピ」と同じく学生に対して、安価なサービスを提供し、学生をサポートするもの>という好意的な評価。もう一つは、<かなり怪しくない? 色々大丈夫か?>という懐疑的な声だ。
好意的の取れる記事は例えば
http://gigazine.net/news/20120412-tadasma/
http://buzzap.jp/news/20120412-tadasma/
どちらの記事も、事務手数料・基本料・端末無料、という部分をタイトルに持ってきている。特に下の記事は好意的といえる(基本料無料というのが?である、基本料ってなんだろう。。。データー端末ようのプランってどこの会社も基本料って概念少ないような・・・)。
逆に懐疑的なのは下のNaverのまとめだ。
http://matome.naver.jp/odai/2133422096451609401
また自分もかつて懐疑的な内容というか否定的な内容の記事を書いた。
http://theset01a.seesaa.net/article/264554556.html
どこが問題?
以前記事を書いたので、改めて詳しく書かないし、Naverのまとめもわかりやすいだろうから、気になる人はそちらを参照。
大雑把に書くと、
・詳しい説明がないので怪しい(解約方法、Emobileとの関係など)
・3年間2980円って安くない
・契約者が増えると通信料が減るってねずみ講と同じじゃない・・・?
・端末が時代遅れスペック
こんな感じでしょうか?
「タダスマ」は今・・・
さて、サービス開始から約8ヶ月たつわけだが結局あのサービスはどうなったのか?
実のところ、全くわからない。いくら調べても購入レポートらしきものがないのだ。普通なら、広告が入っている端末というものがどううものか、どこかのメディア記事を書いているところがやってそうなんだけれども、8ヶ月たった今、そういう情報がまったくHITしないというのも変な話である。
それだけ利用者が少ないというのが実態だろう、と推察される。
3年縛りがネックなのか、学生限定がネックなのかは分からないが・・・クレジットカード限定とう制約もあるが、通信関係でこの制約は昨今珍しいことではない、ということを考えると、やはり3年縛りが辛いのかな、と思う。あとあの契約ページやたら重くない???
というわけで、結局「タダスマ」ははやっていない、ということになる。
ところで、契約者数が増えれば増えるほど安くなるという話だが、例えば2万5千契約で2980円から2900円になる。3年契約だと、80×36=2880円お得な計算だ。
さて、公式の申込みページには右側にやたらうざったい追随型の何かがある。広告ではない。それはあと何契約で通信料が安くなりますよ、というアナウンスだ。そのアナウンスによれば、25000契約で2980→2900とある。つまり2万5千契約というのは、最初からアナウンスされていた、安くなる第一段階目の契約数だ。
翻って言えば、4月から1契約もないまま(むろん1契約程度は、いちいち反映させないということかもしれないが)8ヶ月を経た、ということになる。
webページを検索しても、何の情報もHITしないことから、その公算が高い気がする(無論購入者がかならずネットに報告するわけではないので、1契約くらいはあるだろうが)
「0(タダ)スマ」の契約者数は「ほぼ0」という悲しい結末・・・
ラベル:タダスマ