2012年10月20日

電子書籍に未来はあるのでしょうか。。


今まで、楽天kobostoreについて色々書いてきました。

今現在、koboストアには(2012年10月19日)64221点の書籍が登録されています。
しかし、以前から批判してきたように、そのうち約半数が、kobostoreを介さずに購入でき、様々な端末で読めるものでした。
例えばPDFという形式でダウンロードでき、自由に読めるものが多く存在します。

そうすると実質3万冊は、知っていればkoboを介さなくてもダウンロードできるというものなのです。
<以前書いた記事>

2012年9月1日 kobo・・・・電子書籍の残念な末路
2012年9月18日 楽天koboに未来はあるのか……?
2012年9月20日 三木谷社長のtwitter発言
2012年9月27日 6万冊の内65%の本は、koboストアで買わなくてもダウンロードできる―ギター楽譜は元値より6割も高い!―

さて、楽天は年末までに20万冊に増やすと豪語していますが・・・・

無理ゲーでしょう。年末まであと73日あります。

計算してみますと1日、約1859冊増やしていく必要があります。・・・・どんだけ無理げーなんだと

今まで1日1000冊すら到達できていないというのに・・・・

10万冊の間違いではないでしょうか、と思えてきます。しかし10万冊にしても、1日1281冊は確実に増やさないと到達できません。

今までの冊数と、目標数を200000冊にしてグラフを作ってみました。
無題.png
これを見れば、絶望が解るでしょう。仮に今、出版社とゴタゴタしていて手こずっているだけで、まもなくその問題が解決し、どばっと冊数が増えても・・・・20万冊に到達するでしょうか・・・?


しかし・・・kobostoreに限らず電子書籍はコンテンツ不足と言わざるをえないでしょう。
例えば他のストアと比べてみます。リーダーストア、ガラパゴスストアです。


楽天kobo 64221点 2012年7月19日
sonyreader 65911点 2010年12月10日
GARAPAGOS 80862点 2010年12月10日


それぞれ日本でのストアの開始時期です。wikipedia参照しています。
wikipedia readerstore
wikipedia GARAPAGOS
GARAAGOS STOREとソニーリーダーの冊数はITMediaの定点観測を参照。


これだけ見ると、楽天koboはかなり優秀に見えます。まあ以前言ったように、そのうち半分ほどはPDFなどで購入できますが
他のストアは既に10ヶ月経っているのに、6万5千点、8万点という数です。

あまり多くありあせん。

一般に出回っている書籍はどのくらいの冊数があるのでしょうか。

日本著書販促センターにデータがあります。出版指標年報から引用しているようです。
http://www.1book.co.jp/001274.html

これを見ますと2010年の出版冊数は74714冊です。
ここ数年は、毎年7万冊前後の本が出版されているわけです。

楽天koboやソニーリーダー、ガラパゴスストアなどは、それぞれ1年間に出版されている数程度しかストアとして揃ってないということになります。
しかし、ある観点から見れば、優秀な数字に見えます。

ソニーストアやガラパゴスストアはまだ1年経っていない、9ヶ月で、1年間書籍として出版されている冊数と同程度の点数をストアに揃えることができた。
koboストアは4ヶ月でそれを達成したという見方ができます。


もちろん実際には過去の本を増やしているものもありますし、そういう見方は非常に楽観的でしょう。

しかし市場に出回っている本はどのくらい有るのでしょう。単純に先ほどの1958年〜2010年までの数字を足したら2087154点、約200万点ということになります。

むろん、50年も前の本が今もちゃんと出回っているかといえば、疑問です。書籍として簡単に入手できる冊数はかなり減るでしょう。

今後、それぞれのストアは今の増える冊数を維持しつつ(書籍の新刊をほぼカバーできるのが一番望ましいでしょう)、過去の本も電子書籍化を少しずつしていく。こういったことが必要でしょう。

とくに絶版になった本!現代ならば50年前に出版された本を、それどころか、10年前に出版された本を探すのも難しい場合があります。
しかし電子書籍ならば、そんなことはないでしょう。今から20年たっても、今日追加された電子書籍は、普通に買えるはずです。(ストアが終わらなければですが・・・終わったら笑えないですね)

さて電子書籍に希望はあるのでしょうか。

既にiPadが存在し、スマートフォンやタブレットも充実しております。
リーダーとして、einkを利用したソニーリーダーや、koboも登場しています。

読む端末は充実しているといえるでしょう。あとはコンテンツだけ。


面白い記事を見つけました。

ITmedia
2012年10月15日 中国の電子書籍業界、出版社の免許制が仇となり、廃業リスクを恐れて誰もコンテンツ制作に参入せず

中国黒船の到来を待望している、というものです。

未来・・・あるのかな・・・





posted by Y1 at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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