2012年12月30日

ADS-2000を購入 その実力は?



最近電子書籍化のためにADS-2000を購入しました。個人では初の自動式スキャナーです。
今まで大学にはScanSnapS510がおいてありましたので、それなら使ったことあります。
比較端末がそれなので、それに比べると、最近発売したばっかりのこのADS-2000はかなり優秀な端末と言えるでしょう。あまり比較が意味をなしませんね。。。
さて、このADS-2000ですが、実を言うと買ったことを後悔しております。購入した以上、デメリットに目をつむって使い続けなければな、と思いながらこれから使い続けますが。



■価格

価格は同じ今日ご商品と比べて断然安いでしょう。
私が購入した家電量販店では26000円くらいでした。
アマゾンでは23000円くらいですね。


上記ScanSnapですが、結構昔に発売した機種S1500でも3万5千くらいです。最新機種だと4万5千。



■スキャンスピード

公称値では1分間に24枚(両面48秒)ですが・・・・その実力は・・・???ていうことで測定しました。
カラー原稿10枚を読み込んだ時の速度、というより読み込んでファイルを作成するまでの速度です。なのでdpiが高ければ高いほど、時間がかかります。実は、dpiがどれだけ高くても、原稿を読み込むスピードはあまり大差なく、10枚の原稿では30秒前後です。

種類    dpi  容量MB  秒数
モノクロ  1200  12.2   150
モノクロ   600   4.2    47
モノクロ   300   1.7    30
グレー    1200  75.0   277
グレー    600  29.4    32
グレー    300  10.5    29
カラー   600  34.6    62
カラー   400  17.6    33
カラー    300  10.7    26

※グレーは256段階グレーです。
なお、カラーで1200dpiは無理でした。メモリ不足になります。パソコンはcore-i7のクアッドコアで、メモリも4GBあるんですがね。8GBは必要なのかな・・・・

動画も撮影してみました。下のように、読み込みファイルが作成されるまでの時間で測っています。



おすすめの設定は漫画などの原稿であれば、256段階グレー300dpi、カラー原稿であればカラー300dpi、小説など文字だけならばモノクロ600dpiがお勧めです。

上記の設定でやると、漫画一冊100MBくらい。小説ならば、40MBくらいでしょうか。



■スキャン原稿に問題・・・

致命的な問題の一つとして、傾きセンサーがまともに働いてくれません。必ず、上に縁のようなものができます。
また、左右にも出来る場合があります。こういうのはPDFの編集ソフトで一括して切り取るのがいいでしょう。

下、具体的にはこんな感じです。実際に読み込んだ原稿。
カラー 600dpi_01.jpg


それからよくわからないのですが、しょっちゅう、予期しないデータを読み込みました、というエラーが出ます。その時点でスキャンが終了します。
どこまでちゃんと読み込めたのかを一度確認して、改めてスキャンする必要があります。
この点、ちょっとブラザーにメールで聞いてみます。


■ControlCenter4もわかりにくい・・・・

標準でついてくるソフトControlCenter4はあまりわかりやすくありません。設定の部分が特に。。。
「イメージ」「OCR」「Eメール添付」「ファイル」という4つのボタンがはじめからある。用途によって最適な設定にし、4つを使い分けられるようにということだろう。ただし、それぞれ設定項目が違うので、使いわけようにも使い分けられない、というめんどうさがある。

どういうことかというと、例えば「Eメール添付」設定では、1200dpiではスキャンできないようになっている。まあこれは当然かもしれない。ファイルサイズが重くなるから。
ただ、例えば、「イメージ」ではスキャンしたファイルを関連アプリケーションで自動的に開いてくれる機能がある。この機能が「ファイル」にはない。なので、漫画や小説など、表紙をカラーで読み込み、あとはそれぞれの設定で読み込む、なんてときは、表紙をイメージで読み込み、勝手にアプリを開いてくれるのだが、ファイルの方はそうは行かない。自分で開く必要があり面倒なのだ。
ということで、自分でこの4つのボタン以外をカスタムで作れるので、そっちで作った方がいい。最近これに気づいた。カスタムタブを作れるのだ。


それから、スキャナに物理ボタンがついていて、そこからでもスキャンできる。またUSBにも、ファイルを転送できる。しかし、このボタンでどのようなスキャン設定にするか、制限が多いので実際役に立たない。
例えば、継続スキャンという設定はない。なので、50枚では収まりきれない原稿や、小説漫画をスキャンするときは、いちいち、ファイルを別に作ってしまう。まあ確かにUSBの場合、原稿の継続は結局あそこん上でしなければならないから・・・無理なんだろうけど。


■OCRはできない。

OCRはなにかソフトを入れないとできないようです。店員にもそう言われました(本当?)。
実際、OCR設定しようとするとアプリケーションがインストールされていません、と出ます。
でこのスキャナーを買うとき、「いきなりPDFfor自炊」というソフトがついてきたのですが・・・・・店員祭いわく、パナソニク製のすごいやつなのですが(国産っていったかも、うろ覚え)、実際はソースネクストでした。
そしててんで役に立ちません。縦書の場合はもう役立たず。横書きでも、英字と日本語がまじると途端苦手になるようです。


■以上を加味して・・・・

普通にScanSnap買ったほうがいいかなと思いました。ただ値段は安いです。スキャンスピードもあります。
上や左右に余白ができるの、気にならない人、OCR不要の人はこれを買ってもいいんじゃないでしょうか?
漫画をスキャンするだけだったらこれで事足りるんじゃないかな。。。個人的にはOCRしたい原稿があるので、ちょっと失敗したと思っているところ。
これを売っぱらって、ScanSnapがほしいなとも思うが、まあ仕方ないね。これで頑張っていくか。それか縦書のOCRに対応したソフトを見つけてくるとか。。

ScanSnapだと最初からAcrobatがついてきますよね。。


<追記>
ADS-2000の素晴らしい点をひとつ。
重送を全然しません。重送検知は素晴らしいです。自炊者にとって重送は敵ですからね。
裁断本がのりなどにより少しくっついていた場合、ADS-2000はその時点で、エラーとなり知らせてくれます。ほんの少し、くっついていたくらいでも、ちゃんと検知してくれます。

重送でエラーとなった場合、その直前までスキャンしていたものはファイルとして保存されます。継続スキャン設定にしていたならば、一度原稿を取り除き、赤いボタン(エラーなど起こった時、一度このボタンを押す必要があります)を押した後、再び継続してスキャンできます。
ScanSnapS510では結構重送が多く、困りました。その点で、このADS-2000はすぐれているでしょう。ただし、現在のScanSnap 1500やxi500がどれほど改善されているかはしりませんが。結構改善されているのかもしれませんね。






ラベル:電子書籍 ADS-2000
posted by Y1 at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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