2013年03月16日

中国での思い出、北京旅行4

○起床3時
今日こそは万里の長城に。
決意を頑なに目覚め、顔を洗う。
北京四日目だ。

不到长城非好汉

長城に登らずば男に非ず。
今日こそ行く。

ただし自分が行くのは八達嶺という、もっとも有名でそこそこ安全な場所だった。

朝三時に起床し、準備をし、家を出る。迎えを待つ。迎えは、前回と違って今回はちゃんと来た。

迎えの車に乗り込みしばらく走る。すると別の車に合流。今度は大きなバンだ。その後ろに乗り込む。別の人もいる。
こうやって乗継をして、到着。大きな観光バスだ。ようやく万里の長城へ行けるのか。


○平安門再び。
バスはしばらく走り、見覚えのある場所に付いた。平安門だ。
え・・・?ここ?また乗換かな?

そう思うがよくわからない。イーと降りて、人の流れにしたがい進む。すると、平安門が見えてきた。
また毛沢東の肖像画にご対面。

どうも、国旗が上がるところを見れるようだ。中国人でない自分には、どでもいいことだが、中国人たちは必至にカメラを構えている。そして国旗が上がっていく。

自分たちは、その国旗がある広場の、向いからそれを見ていた。広場には警備の人しか入れないようになっている。
広場と自分たちの間には道路があるのだが、その道路を時々観光バスが走る。
それらの観光バスもまた、国旗が上がるところを売りにしているのだろう。国旗の前になった途端徐行運転だ。
対岸から見ている中国人たちからブ―イングが挙る。

まあそんな感じで、国旗を見終え、オレとイーは朝ごはんに、小籠包を買いバスに戻る。

ところが、危うく寸前のところで、バス出発してしまうところだった。危うい危うい・・・本当に中国油断ならない。
旅行会社まじかよ・・・・

何はともあれ、出発。
今度こそ万里の長城、八達嶺へ!



○八達嶺、やはり素晴らしい。
万里の長城に到着。
滞在時間を旅行会社の人から聞く。確か2時間もなかった気がする。え、短すぎ・・・とか思っていたが、後々から考えるとそんなことはなかった。

やっぱり、万里の長城は素晴らしかった。下から見上げる長城も素晴らしい。
そして登ってみると永遠と向こうまで続く景色が素晴らしかった。いつまでもいつまでも長城が、久遠に続いている。

もっとも空気はやはり悪い。それが見晴らしを邪魔している。非常に残念だ。
2012-06-21_07-41-28_409.jpg

で、長城だが・・・階段多すぎて、正直バテた。足腰がガタガタになる。


来た当初は「よっしゃー!ここで一日見て回るぞ!」

とか思っていたが、旅行会社の設定した時間は正しかったようで、いくら進んでもきりがないし、途中で引き返すことに。

本当に足腰がガタガタだった。あれ以上進んでいたらイーにかっこ悪い姿を見せたかもしれない。

ともかく、長城を降り、名残惜しみながらバスに戻る。


○バスの中、恋愛話
バスが次に向かうのは、お土産屋さんだった。
そこら辺は、日本会社がやる旅行と同じだよね。。と思いながら、イーと話していた。

恋愛話だ。
イーには彼氏が居て、その話を聞いていた。
イーは自らの事を醜いと言った。

そして日本語の「不細工」や「ブス」などの単語を教えるとそれを使って「私はブスです」みたいな文を作ったので、
オレは否定してあげたのだけれども、彼女は頑なだった。

「彼氏の前でもそんな事言うの」
「うん、彼氏と私はお互いに醜いと積極的に言い合っているね」
「はあ・・・そうなんだ」
「そっちはもう4年付き合ってるんでしょう?」
「うん」
「すごいね、4年なんて」
「うーん・・・そっちは、彼氏と今はなれてるんでしょう?」
「離れているって言っても広州だけどね」
※彼女は珠海という場所の大学で、彼氏は広州。距離としてはバスで2時間くらい。
「そうだね、俺の場合は、中国と日本だから会おうと思っても会えない。けどイーもスペインに行くんでしょう? そしたら会えないじゃん、彼氏と」
「うん、多分別れる」
「え・・・」
「彼は私に会いたいみたいだけど、私は別に会いたくないの」
「まじでー」
「うん」

理由も聞いた気がするが、あまり覚えていない。
そんな話をしながら、土産屋へ到着。

そこで石とかアクセサリーを見て回る。
特に興味もなかったので買わず。
イーも同じだった。

で、そこで昼飯を食べたのだが、糞まずかった。

鉄道の中で食べた弁当以下だった。

興味もない土産屋で、さらに糞まずい飯を食べて、ややげんなり状態だった。

その後も土産屋。今度は食べ物中心だった。

何か土産買おうかなと思ったものの、結局買わなかった。


○洗脳?
さて最後の土産屋。
土産屋っていうか、宝石とかアクセサリーを扱う店。

恰幅のいい男の人が現れる。
そしてその人が何やらべらべらしゃべり始める。全ては聞き取れなかった。早すぎて分からない。分からないが何となく内容は分かった。
どういう話術かはわからないが、そこにいた他のツアー客に、大声でいろいろなことを話し、皆をその気にさせ、皆は次々にその店の商品を買っていった。

日本人で中国語が完全に理解できるわけではないオレはぽかーん状態。でも傍から見れば、オレは中国人に見えるし。

例えば、具体的に言えば、次のようなことがあった。

「みなさん、ここにある宝石の値段、これです、これ、いくらだと思います? はい、そこのあなたいくら?」
「え・・・えっと・・・」
「勘でいいです」
「2千元(2万6千円)くらい?」
「2千元・・・! そんな事、・・・しません…!高い! 我々は皆兄弟・・・!そうでしょう、中国人で兄弟・・・! だから、これは300元です。安いですよ! 300元・・・! どうです、高いですか?」」
「や、やすい・・・」

とか。
その男の人、恰好はその店の店員って感じじゃないの。スーツとかきてないし。アロハシャツみたいなの着てるし。
で、その人が、店の人を一喝。
「おい、この値札は何だ! 取り外せ! 皆さんをバカにしてるのか! こんな高い値段ありえないだろう! 我々兄弟にこんな高値で売り付けるのか!! 今すぐ値札を取り外せ!!」
命令口調でスーツを着ている店の人を一喝。おそらくはこれは事前に決まっている取り決め演技なのだろうが、その場にいた人の信頼をそれでぐっと寄せたのだろう。


男の人がずっとしゃべって、結局最後には、皆、買いまくっていた。我先にと買いまくっていた。

「なんか買う?」
イーが訊ねる。
「オレはいいや、イーは?」
「私も買わない」

そんなこんなで、オレとイーは何も買わず外に出た。



○私は地図を信じない
そして旅行も終わり。
いろいろあったが、長城はなかなか良かった。

で、解散。最初集合した場所へと連れられて、解散となるのだが、イーの親せきの家に行く場合、その場からちょっと歩いて駅へ行く方が近かった。
そのため、そこで旅行会社の人とは別れることに。

で、途中、アイスを買って二人で食べながら駅へ向かった。

ところが・・・・

「ねえ、あとどれくらいで着く?」
イーが訊く。オレが知るわけがない。
「まあ、これ見てよ、俺たち今ここでしょう。で駅がここ。つまり歩いて、これくらいかな」
「えー遠い」
「遠いって言ったって・・・そんなにないよ」
「『私は地図を信じない、地図は私をいつも騙す』」
突然英語でそんな事を言ってぐずりだすイー。
どうしようってなったとき、バス停を発見した。調べてみるとそのバス停から、駅へのバスが出てるようだ。これに乗っていこう。
ところが、調べているうちに乗るべきバスが一本目の前を通り過ぎていた。
つまり今しがた通り過ぎたばかりで、次いつ来るかわからない。
「ねえバスいつくるの?」
「いや、知らないよ」
中国のバスには時刻表なるものはない。一時間に何本とか、何分置きに来ますとかそんな事が書かれている。

ましてや、オレは初めてこの町へ来たのだ。知る由などない。
「どうしよう」
「どうしようか、次いつバス来るかわからないし、歩いても遠いかもね」
「・・・・」
「・・・・」
「歩こう」
「分かった」

そうして歩き出すも、暫くの後、非情にもオレとイーの隣をバスが一台走り抜けた。それがおれ達が乗るべきバスだったことは言うまでもない。



ともかくそんなこんなで、一日が終わりイーの親戚宅へ着いた。
そこで明日の計画を立てる。明日が最終日だった。明後日の昼頃オレは広州に付き、珠海へ帰る。
で、問題が一つあった。
明日はイーと一緒に行動できない可能性があった。

実は、イーは二日目の大使館で、実は必要な書類が足りておらず、それを大学側から送ってもらっていたのだが、それがいつつくか分からないとのことだった。
もしも今日か明日の朝に着けば、一緒に行動できるが、そうでなければ家で待ってないといけないそうだ。

そうするとひとりぶらり旅か。まあそれも面白いだろう。でももうお別れか、それはそれで寂しいな。

そんな事を思いながら寝た。(続く)

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中国での思い出、北京旅行1
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中国での思い出、北京旅行3
中国での思い出、北京旅行4
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ラベル:北京
posted by Y1 at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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