2013年04月15日

小川未明『金の輪』『ある夜の星たちの話』『月夜とめがね』【kindle】

Galaxy note(sc-05d)のkindleアプリで小川未明『金の輪』『ある夜の星たちの話』『月夜とめがね』を読みました。

前回も書きましたが、小川未明原作の漫画を購入したのがきっかけです。きっかけはもっといろいろあるのですが、それは前回の記事で。


kindleは辞書をダウンロードして、文字の単語をその場で調べられるようになっているので便利。
辞書は国語辞書や英和辞書など、またさまざまな言語に対応しているようだ。

国語辞書は小学館の大辞泉だった。言葉には例文がついていることがあるのだが、例文の出典が略記である。しかし凡例を見ても略記について触れられていないのはどうかと思うが……
たとえば、「〜〜〜〜」<万・一>という風に用例を書いている。この場合は万葉集一番歌から引用したという意味。まあ、略記は代表的なものだけのようなので問題ないのかな……例えば近代小説ならば作者の名前とs買う品名をきちんと示していた。


で、原作と漫画を同時に読んだので、その感想でも。
以下ネタバレ注意。ちなみに童話迷宮は原作と全く違う内容です。あくまでモチーフって言った感じでしょうか?




『金の輪』
 原作は余りにも短く、あっさりと呆気なく終わるため、何の感慨もなかった。
 漫画童話迷宮のほうも、なんだかよく分からない。

『ある夜の星たちの話』
 原作では星達が語らう話。星野下で生きている人々のことを、優しい星や盲目の星、運命の星などが話し合う。
 漫画童話迷宮はちょっと違う。死んでしまった人たちが欲しになって、あるビルの屋上で語らう。
 漫画の方が面白かった。雰囲気もあって、短い話ながらオチも効いている。

『月夜とめがね』
 原作では、目の悪いおばあちゃんに突如として謎の眼鏡売りが現れ、何でも見える眼鏡を売るという話。そして和やかの雰囲気のまま終わる。
 漫画の方は、比較的原作の雰囲気をオマージュしているというか、ちゃんとやっているという感じ。少なくとも童話迷宮『赤い蝋燭と人魚』のように原作とかけ離れた感じはしなかった。
 コンビニアルバイトの主人公に、謎の眼鏡売りが現れ、眼鏡を売る。その眼鏡をかけた主人公は何でも見えるようになり、そしてちょっと不思議な世界が見えるようになり、和やかな雰囲気で終わる。
posted by Y1 at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 青空文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月13日

小川未明『赤い蝋燭と人魚』『港に着いた黒んぼ』

青空文庫で小川未明を読みました。
googlebooksを使用しよみました。端末はSC-05D。
文字の大きさがかなり大きく、読みやすかったです。


小川未明は今まで読んだことがない作家でした。
しかし、最近書店に立ち寄った際、気になったのが小川未明童話集というもの。
手に取ることもしなかったですが何となく惹かれました。

そして先日買った古本漫画『童話迷宮』という漫画の原作が小川未明だったのです。


表紙には原案:小川未明と書いてありましたが、よく見らず(そもそも原作つきの漫画とおもって購入したわけではありません)漫画をぱらぱらとめくると不思議な違和感に囚われ、表紙を見て気付いた次第です。

この小川未明とう見覚えのある名前はどこで出会ったのだろうか・・・そうしばらく考えて、ようやく先日書店で文庫本が気になっていたのだと気づきました。

しかし、心のもやもやは晴れず、他にももっと何か気になることがあったはずだ・・・・と思いながら漫画の第一話『赤い蝋燭と人魚』を読みました。その漫画を読んで、赤い蝋燭と人魚はこんな話だったっけ???という疑念が出てきます。確かもっと不幸な話で舞台もここではなかったと……

しかし、小川未明は今まで読んだことなかったはず。なのに何故か赤い蝋燭と人魚というタイトルに覚えがある。
そして話の概要も頭の中に何となくある・・・・

これはなんだ???


そして思い至りました。二年前(三年前かも)。大学の優秀論文発表会で、小川未明で卒論を書いた方の発表を聞いた、その時からこの作品が気になっていたのだ、という事に。

というわけで、漫画の一話『赤い蝋燭と人魚』を読み終わってすぐに読むのをやめ、青空文庫で探し、表題二作品を読みました。

青空文庫には上記に作品しかないようなので、今度、文庫本でも買おうかなと思います。

『赤い蝋燭と人魚』『港に着いた黒んぼ』どちらの作品もなんだか哀愁漂う悲しい作品です。
短いですし、青空文庫にあるので、例えばkindleやkoboでも読めるでしょう。
一読あれ。


追記:googlebooksでは二作品しかないようでしたが、青空文庫にはもっとあるようです。
自分もkidleででも読んでみます。
posted by Y1 at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 青空文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月13日

瓶詰地獄/夢野久作

まったく携帯と関係ない内容ですが・・・・

青空文庫、パソコンのブラウザー経由で、瓶詰地獄読みました。

以前読んだことがあるので、今回は二回目ですが、やはり面白い。

話は、孤島に遭難した兄妹が瓶に手紙を詰めて海に流す。その手紙の文面のみで小説は構成されています。
手紙は三つあって、それぞれ話の内容からみれば、逆順で羅列されます。
つまり最後に流された手紙を読み、次に二番目、次に最初に書かれた手紙を見るわけですが・・・・

矛盾があって、一筋縄ですっきりとはいかないわけですよ。
これ以上はネタバレになりますのでやめておきます。
やっぱり面白い・・・・

そして物足りなさを感じる。もっと手紙入れ込んで矛盾だらけにしても面白かったんじゃないかなぁ!!
posted by Y1 at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 青空文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月13日

芥川龍之介/秋【MILESTONE】

今回使用したアプリは青空文庫ビューアーです。リンク先はアンドロイドナビの紹介ページ。

前回(6月24日)使った、青空読手と異なり、フリックのページ切り替えにややストレスを覚えました。青空文庫ビューアーも早いんですが、青空読手が早すぎたみたいです・・・
文字もなんだか・・・・といった感じです。文字の大きさも変えられないし・・・
それでもこれで読んだのは、沢山の作品があるからです。青空読手はランキング上位50作品しか表示されませんでした。

というわけで


芥川龍之介/秋 (大正9年3月) 底本は『現代日本文学大系43芥川龍之介集』筑摩書房 1968年

いまにしてみれば、滑稽でありふれた話かもしれません。
文学少女であり、文壇へはなはだしくデビューすることを周囲から期待されていた信子は、同じく文学に精通する俊吉と交際します。
お互いに、文学談義に華を咲かせながら、時々妹照子も混じり三人は仲睦まじく交際を続けます。
誰もが信子と俊吉の結婚を疑わなかったけれども、突如、すべてを裏切るように信子は、別の人と結婚し、東京から大阪へ行きます。
それは、従兄弟を好きになっていた照子のためでした……でも本当は……

この先は、読んでください。長い話ではありません。1時間もせずに読めると思います。
時々目につく細やかな描写に、なんだか不快な感情を、ひしと読み取ることができます。
面白い作品です。人間の情が交錯します。私はしかし最後の部分がイマイチ理解できていませんでした。タイトルにもかかわる重要な部分です。なんとなくわかります、しかし精密に読み解くことはかないませんでした。今度もう一度読み直すか、辞書を引きたい・・・。
posted by Y1 at 01:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 青空文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月24日

小林多喜二/蟹工船【MILESTONE】

androidで青空文庫読みやすいアプリケーションないかなぁ・・と思い、いくつか探しました。結果、いくつか見つかったので、それで読んでいます。
これからどんどん青空文庫の小説を読んでいこうと思います。とりあえず、いくつかのアプリの感想、また蟹工船の感想を記載しておきます。

【青空読手】
http://jp.androlib.com/android.application.com-gmail-hyukix-aozorayomite-jmDAC.aspx
読み込みが早く、スライドのアニメーションが爽快。
文字の大きさを 極小 小さい 普通 大きい 極大 の五段階にかえられるのもいい。太さも変えられる。横書きで読みやすい。
また途中で別のアプリに切り替えたりホーム画面に戻ると自動的にしおりが挟まれる。
それとは別に、しおりを挟むことができたらもっとよかった。
あと、青空文庫アクセスランキング上位作品しか読めない。それも残念。横画面にしても、特に対応しない。


というわけで、青空読手で『蟹工船』を読みました。以下蟹工船の感想です。

小林多喜二/蟹工船
蟹漁船にのった300 人以上の苦闘の話だ。結構有名ではないだろうか?
過酷を強いられる漁船のなかで、労働者の間に不満がくすぶりそれがついに爆発し、ストライキへと発展する話。プロレタリア文学だ。
全編を通して続く過酷な描写が続くが、本当に痛々しい。ストライキが起ころうとしてなかなか起こらない様はみていてはらはらする。人間の心理をうまく描写できている。
この小説はなるほど、労働者を奮起させるものだと感じた
学ぶものが多い。
資本主義に対する痛烈な批判も爽快。その批判も徹底させ、キャラクターひとりひとりの台詞に作者の言葉が、思想が混じっていると思わせた。小説としてスピード感もあり面白かった。



こんな感じでした。これからも、青空文庫読み終えたら感想などアップしていきます・・・
posted by Y1 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 青空文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする